vol.156 NーNOSEから考えた!

 おはようございます。オフィス・ユアーズ代表の大場久です。
 NーNOSEという言葉をお聞きになったことがありますか?一昨日、私は初めて聞きました。N-NOSEは、線虫という小さな生物が持つ、“がん患者の尿に集まり、健康な方からの尿からは逃げる”という性質を利用した検査です。感度がとても優れていること、比較的安価で検査が受けられるというメリットがあります。まだ、取り扱っている医療機関は多くはありませんが、これから増えていくことが予想されます。がんの早期発見に大きな力になりそうですね。
 FPの見地から申し上げれば、がんは治る病気になりつつある中でがん保険の見直しが必要になるかもしれないということです。例えば、抗がん剤治療は今や自宅で行う治療。入院給付金を保険で担保していても、簡単に入院させてくれなくなっております。今般の新型コロナの感染状況や病院の受け入れ状況を考えると、がんのみならず感染症以外の入院のハードルが上がっても不思議ではありませんね。また、がん保険特有の「診断給付金」にも実はいろいろな条件があることをご存知ですか?N-NOSEのような検査技術の発展により、がんの初期段階での発見が可能になれば、多くの人ががんと診断され、給付金を受け取られると存じます。そうすれば、当然のことながらこれからがん保険に加入しようという人の診断給付金などの条件が変わってくる可能性があります。
 給付条件や保険料を構成する保証内容など、今一度見直してみる時期かもしれません。

https://xn--icktbzci4u.com/