vol.185 遅れが生じている

 おはようございます。オフィス・ユアーズ代表の大場久です。
 新型コロナの影響は様々な場面で出ております。日本経済新聞の「社長100人アンケート」によると、製造業の7割弱が部品や部材の調達に遅れが生じているとのことです。新型コロナウイルスの感染拡大による取引先の減産などが大きく影響しているとのこと。そして、いわゆる品薄の状態は価格上昇を生み出し、結果自社製品の減産や生産不順という悪循環につながっています。また、物流面でも、例えば航空便減便やコンテナ不足など新型コロナウイルスの感染拡大が引き金となっている問題が山積みとなっております。
 大企業でもこのような問題を抱えておりますので、中小企業はなお深刻かもしれません。対応策としては、在庫の積み増しや特定の国や企業に依存しない体制づくりなどが挙げられます。これまでは、在庫は極力抱えないことがキャッシュフロー上は良いとされてきましたが、調達計画の見直しを迫られる状況が今後来るかもしれませんね。要注意です。