vol.45 3.11

おはようございます。オフィス・ユアーズ代表の大場久です。
9年前の今日、東日本大震災が起こりました。想定外の津波により、あっという間に多くの尊い命が失われました。当時乱発されていた「想定外」と言う言葉。政治家も東京電力のお偉方もみんなこの言葉を使っていた。
つまり、中枢にいる人みんなが経営を放棄していたと私は考えます。そもそも想定外なんてありえない。特に地震の多い我が国においては、当然想定しておくべきことだったと考えます。想定や予測は経営の基本。結果としてこういった被害となったのですから、それは失敗です。想定外という言葉は責任放棄や責任転嫁にも聞こえます。亡くなられた方々への冒涜にすら思えます。
そして、9年後の現在、同じようなことが新型コロナウィルスで起ころうとしております。3.11と違うところは、2ヶ月も前に兆候があったこと。そして、3.11に比べ緩やかな時間の経過であるということです。つまり、想定する時間はありましたし、これからもあります。国レベルや企業レベルだけでなく、個人レベルでもしっかりと想定し、可能な限り打てる手、できることを今のうちに確認しておくべきですね。
日本人にとっての大きな教訓。それを無駄にしないようにしたものです。