vol.57 緊急融資の審査の実情

おはようございます。オフィス・ユアーズ代表の大場久です。
新型コロナウィルスの感染拡大により、経済の影響も大きくなっています。私も先週は緊急支援融資申込のサポートでかなり忙しい1週間となりました。セーフティネット関連保証や危機関連保証。無担保枠80百万円が別枠ということで、多くの中小企業が申し込んでいます。しかし、信用保証協会の審査の実情では、必ずしも枠というものを意識したものではなく、正規の審査のルールに則って行われています。
多くの中小企業が無担保枠80百万円目一杯で申込をしているとのことですが、借入できる金額はあくまでも妥当な金額ということになります。年商50百万円の企業が80百万円も借りれるはずがありません。借入の申込に際しては、自社の妥当な金額にて申込を行いましょう。とは言っても、この先どうなるかは誰も予測がつきません。ですから借りれるだけ借りたい気持ちは理解できます。ですが、そこは審査でしっかりと精査されます。
現在の信用保証協会のスタンスとしては、通常借入を行うと1年は新規融資が出ないことが多いですが、今回はもしそれぞれの予想に反して、業況がさらに悪化したり、市況がさらに悪化すれば、融資後1年未満でも追加融資はテーブルに乗せるということです。
いずれにしても、何を基準に何か月分を確保するか、自社の基準を持ったうえで申込をしてください。