vol.138 11月金融経済月報

 おはようございます。オフィス・ユアーズ代表の大場久です。
 先週末、日銀金沢支店は11月の金融経済月報を発表しました。今回は下方修正項目はありませんでしたので、厳しい中にもほんの少しだけ前を向けるようなニュースでした。主な発表は次の通りです。

北陸の金融経済月報

・全体判断・・・厳しい状況にあるが、持ち直しつつある。
・個人消費・・・厳しい状況ながら、持ち直している。
・生産・・・持ち直しつつある。
(以上、引上げ項目)
・住宅投資・・・弱い動きとなっている。
・設備投資・・・弱めの動きとなっている。
・公共投資・・・高水準で横ばい圏内の動きとなっている。
・雇用、所得・・・弱い動きとなっている。
・物価・・・下落している。
(以上、横這い項目)

要因等

・Go To キャンペーン効果等により百貨店で持ち直しの動き。
・家電、ドラッグストア、ホームセンターは引き続き好調。
・自動車、スマホ向けの受注、電子部品、生産用機械は持ち直し。

 一言で言うと、下げ止まっているとはいえ厳しい状態には変わりがないということです。まだまだ、下振れリスクは残存していますので、行動を止めることはできませんね。この金融経済月報は大きな流れの方向性を示すものですので、必ずしもあなたが関わる業界を反映するものではありませんが、どこがどの方向に変わると、どんなビジネスチャンスがあるかを検討する材料にはなります。本当に下げ止まっていることを信じて、行動していきたいものです。