vol.214 年1回の大イベントとは?

こんばんは。オフィス・ユアーズ代表の大場 久です。

年明け、最初に訪れる年1回のイベントと言えば・・・
確定申告ですね。確定申告は前年度の所得を算出し、所得税の納税額を申告して納税するものです。要するに納税が最終目的とも言えますが、それだけでは「もったいない」と考えませんか?

納税額は所得金額が基礎となります。所得は例えば事業所得の場合、売上(収入)から原価・経費を差し引いた利益のことです。つまり、納税という「義務」の部分を考慮しないで考えれば、1年間の営業成績の集計とも言えます。いわば「通知簿」ですね。あなたはその通知簿、しっかりと見ていますか?

多くの方が税額だけしか見ていません。税理士さんでさえ、クライアントへの説明は税額のみという状況です。しかしながら、納税も生活費も貯蓄もすべては利益が原資です。利益をどう確保するかが、特に個人事業主さんにとっては最重要課題なのです。そのためには税額よりも利益、そしてその利益を構成する収入と支出をしっかりと分析することが第一歩なのです。

小学生や中学生が通知簿をまじまじと見るように、まずは出来上がった確定申告書を見るという習慣をつけてくださいね。